デュシャンと全裸でチェスをするのはイヴ・バビッツ+川村記念美のJ・コーネル展のオープニング

   噴水の りちぎに噴けり 万愚節      (久保田 万太郎)  季語の万愚節(ばんぐせつ)は、エープリルフールのこと、四月馬鹿とも言いますね。今年は明日がそれにあたりますが、今年の4月1日は特別です。平成に替わる新元号の発表が、午前11時半にあるとか。4月1日の午前中ならウソをついてもOKというのですから、贋の新元号があち…
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庭園美術館では岡上淑子展、素敵です

  家に居る 漁夫に雲湧く 春の山     (飯田 龍太)  父の蛇笏はもちろん、息子の龍太も甲斐の国に生まれて育ちました。ですから、「漁夫」の一語が新鮮?ですね。川魚を獲る漁夫、と読んでいいのかな。漁を休んで寛いでいる家のうしろに雲がもくもくと湧いた、という山国の春の平和な情景でしょう。  さて、まずこのフォトコラージ…
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ブライアン・フェリーのライヴ、感動しました+ボルタンスキー展+鞍馬山を訪ねました

  春山に まつつてみたき 石地蔵      (安東 次男)  あんつぐ、こと安東次男にこんな句がありました。地味ですが、なかなか佳い句です。あんつぐさんは骨董の蒐集にもおおいに情熱を注ぎ、独特の目利きでしたが、素朴な石の地蔵さんが気に入ったのでしょう。  さて、3月11日、でした。あの大災厄から8年のこの日、大阪は難波…
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永青文庫の石仏展、いいですよ+作家・宇江敏勝さんと室野井洋子さんのこと

  宵はやく やすむ水車や 春の水   (芝 不器男)  不器男の育った愛媛県の南予の松丸村には、水量豊かな広見川が流れているので、水車もかなりあったでしょう。春は夕方になると川の流れがゆるやかになるのか、水車が動かなくなった、という情景を詠んだもの。久々にご紹介する不器男の句ですが、やはり佳いですね。  先日、目白台の…
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掛け軸を「雛人形之図」に替えました+国立新美のイケムラレイコ展、見応えあります

   原稿紙 まだ白のまま 桃の花   (森 澄雄)  森澄雄は、安東次男や金子兜太と同じ、加藤楸邨の結社「寒雷」の門下ですが、楸邨の端正な句風を一番ストレートに受け継いでいます。桃の花が咲いて季節は春、万事がモゾモゾと発動しだす季節ですのに、詩心は動かないのか、句を書こうとする原稿用紙は白いまま。わかりやすいですね(笑)。 …
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東博の顔真卿展、これは見逃せません。

   四角な冬空 万葉集にはなき冬空     (加藤 楸邨)  これは面白い作ですね。タワービルが建ち並ぶ品川あたりの情景を思い浮かべるといいでしょう。大岡信さんも「折々のうた」に選んで、「短句よく現代の空間をとらえて、ほろ苦い諧謔もある」という流石の鑑賞をしています。  現在、上野の東博では「顔真卿ー王羲之を超え…
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多摩地方、鎌倉古道を歩いて小野路宿を探訪+ブライアン・フェリーのライヴ、行きますよ

 春待つや 万葉、古今、新古今    (久保田 万太郎)  面白い句ですね。季語は「春待つや」で冬季です。詞書に「おのづと口にのぼりたる、四文字、三文字、五文字なり」とあるのを、『万太郎の一句』で小澤實さんは、「これは作者の照れが置かせたか」と注釈しています。  僕が昨年の三月まで勤めていた恵泉女学園大学は、多摩市南野2丁目…
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笠井叡ダンスの『高丘親王航海記』、完璧な出来映え+ジョナス・メカスさんが96歳で逝去

   うすれゆく 日和惜しまん 日向ぼこ     (長谷川 櫂)  句集『初雁』から。冬の陽ざしは貴重です。薄れてゆく陽射しを惜しむという感覚は、このところ雨がまるで降らない東京の冬でもよくわかります。昨日は曇天でしたが、今日はまた明るい冬の空です。  いきなり澁澤龍彦のポルトレと、彼の遺作にして傑作歴史ファンタジ…
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西脇順三郎アンバルワリア祭に参加+サントリー美「扇の国、日本」展は好企画です

   冬といふ しなやかな字を 忘れもし     (小津 夜景)  フランスはニースに在住の俳人小津夜景さんの句集『フラワーズ・カンフー』から久々の一句です。この句集、ふらんす堂主催の「田中裕明賞」を受賞しましたが、実に実にユニークな一冊。シュルレアリスムと東洋拳法と博物学と分子生物学がミックスされたような?摩訶不思議の世界。ポ…
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紀州一之宮の伊太祁曽神社と猫のタマ駅長、南方熊楠ゆかりの地を訪ねてきました

   ひもじさの 餅にありつく 睦月かな     (正岡 子規)  食いしん坊の子規らしい一月=睦月の句です。お腹が空いたな、となったら、一月は家にお餅がありました、さっそく焼いて食ったのでしょう(笑)。どことなくお正月気分も出ています。  さて、5日から9日まで、郷里の紀州和歌山に帰省をしてきました。施設に預けている老母…
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2019年です、新年おめでとうございます+「博物館に初もうで」でした

 日記さへ 楷書で書くや 松の内     (永井 荷風)  荷風先生の日記といえば『断腸亭日乗』ですが、松の内はどことなく改まった気分ですから、文字は崩さないで楷書で書く、というのですね。平成最後のお正月を迎えています。  2019年を迎えました。新年おめでとうございます。このブログも歳末の慌ただしい時期に、…
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2018年の大晦日、ロック動画とサッカー動画を恥ずかしながら…

   ふさはしき 大歳(おほどし)といふ 言葉あり   (高濱 虚子)  一年の最後の日を表わすのに、「大歳」という言葉があるが、これは大晦日の気分にはピッタリだ、という虚子先生の一句ですね。今年もまさに大歳を迎えています。平成最後の大晦日でもある次第。  さて、午前には箱根強羅の温泉別荘に籠られている吉増剛造さんにご挨拶…
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うらわ美術館のアートブック展は要注意です+東博のデュシャン展、収穫大でした

   こぞのゆき 文友詩敵 なくもがな      (加藤 郁乎) 「こぞのゆき」というのは、あの犯罪者詩人フランソワ・ヴィヨンの名フレーズ「去年の雪 いま何処」から、です。ともに文学や詩を語る友人がそばにいてほしい、雪もよいの夕暮れ時に、抱いた感慨でしょう。イクヤ先輩、晩年は江戸座俳諧の趣味が合うというので、飯島耕一さんと親しか…
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吉増剛造さん、11月以来の活動レポートです

   面白う 雪に暮れたる 一ト日かな      (高橋 睦郎)  睦郎さん、この句を師匠である安東次男さんに見せたところ、「面白う雪に暮れたり鼓せん」と添削されたとか。しかし睦ちゃん、「そりゃ安東さんなら鼓もさまになるでしょうが、僕には似合いませんよ」と当初のママにしたそうです。確かに「鼓」としたら、あんつぐさんの俳句になりま…
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新しいHPで「新饒舌三昧」をスタートさせました。改めまして、どうぞよろしく。

  波しろき 海の極月(ごくげつ) 来(きた)りけり   (久保田 万太郎)  極月は十二月のこと。万太郎の鎌倉在住時の作ですね。温暖化現象で奇妙に高温状態が続いた今年も、やっと本格的な寒波が到来しています。  さて、こちらに「饒舌三昧」は引っ越しました。ブログ名も「新饒舌三昧」で行きましょう。  試しに画像をお目にか…
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